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第5回入賞作品
第5回 大賞 Grand Prix
蝶が舞う森
ブロンズ/200×85×50cm
新井 浩 HIROSHI ARAI(福島県)
人と自然が調和し合う結節点に森の樹木や風のそよぎ、そしてそこに生きる蝶を意識した。二体の女性像によって象徴化された森の木々や枝の間を蝶が舞い飛び、つかの間の休息をとる。
桜の森の大気が作品を起点にゆるやかに運動をはじめ、蝶が再び大空に舞いはじめるようなイメージが拡がればと願い制作しました。
第5回 優秀賞 Excellence Awards
風景のハーモニー
ステンレス・石/400×350×350cm
松永 勉 TSUTOMU MATSUNAGA(徳島県)
緑豊かな自然の中で生命の息吹を感じるような彫刻にしたい。大地より生まれる力強い生命力を表現してみたい。まち、自然の素材の石と現代的なステンレスを組み合せ斬新な空気を送りたい。四季の変化が映し出され自然と調和した新しい空間が生まれることを期待する。
ステンレススティール・アクリル/600×288×288cm
楠 央 HIROSHI KUSUNOKI(和歌山県)
中空に配した48片の赤色透明が自然の気流の中でどんな形を作るのか、風に振り付けを委ね、その形、色、空間を楽しむ。自然との共感装置。
第5回 町民賞 Townspeople Prize
やすらぎ 花崗岩
新谷 一郎 ICHIROU SHINNTANI(埼玉県)
カバの親子が気持ちよく休んでいる様子を黒御影石を使って表現してみた。どこか愛嬌があって、憎めないポーズにおもわずさわって ふれて遊んでみたくなり、いつしか安らぎのある時間を感じとれることを、作者として願っています。
第5回 準賞 Recognition Awards
満天の想 石材
木戸 三恵子 MIEKO KIDO(石川県)
宙(そら)にはさまざまな魅力が私にはあると思う。それは、人間や地球上に生きているものたちがいつも夢を描くところでもあるし、あこがれでもある。これはいま私たち人間 宇宙空間へ 飛びだしているが、永遠であると私は思う。そしていつまでも私たちは宙に願いをたくし、宙はまたいつでも私達を見守りつづける。そんな願いをこの作品のイメージとし宙のイメージとしてつくりあげました。
桜の森の袋 白御影石
長沼 克己 KATSUMI NAGANUMA(岐阜県)
気に入った袋を造形化することで、内部の予感の問いかけができればと思う。
ユメは空を飛ぶ ブロンズ・石・アルミ又はステンレス
猪瀬 昌延 MASANOBU INOSE(東京都)
悪夢を食べると言われている獏はどんな夢を見るのだろうか。この大空を見上げ飛んでみたいと思うかもしれない。バクの夢をかなえてあげたい。
HIRAI II-大空はみんなのもの- ブロンズ
野間口 泉 IZUMI NOMAGUCHI(鹿児島県)
大空はみんなのもの大空はわたしのもの楽しみも悲しみもみんな受け止めてくれる喜びも苦しみも抱きしめてくれる飛んでいきたい大空へ夢から夢へ.虹の橋大きく懸かるその大空へ わたしは影と一緒に飛翔する