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風水害に備える
台風
日本列島には毎年多数の台風が接近または上陸し、強風と大雨によりたびたび大きな被害にあっています。
台風情報に注意して被害が出ないように備えましょう。
集中豪雨
集中豪雨は、短期間のうちに狭い地域に集中して降る豪雨のことで、梅雨の終わりごろによく起こります。
狭い地域に限られ突発的に降るため、その予測は比較的困難。
中小河川の氾濫や土砂崩れ、崖崩れなどによる大きな被害が予想されます。
崖付近や造成地、扇状地などは気象情報に十分注意し万全の対策をとるようにしましょう。
土砂災害
わが国には(1)約2万カ所の地滑り(2)約8万カ所の斜面崩壊(山崩れや崖崩れなど)(3)約7万カ所の土石流の危険地帯があります。
これらの地域は台風や集中豪雨、地震によって大きな被害を被ることが考えられますので、地域ぐるみで十分な注意をしましょう。
家の内外の風水害対策
- 屋内では
- 停電に備えて懐中電灯やトランジスタラジオの準備を。
- 避難に備えて貴重品などの非常持出品の準備を。
- 台風情報を注意深く聞く。
- むやみに外出しない。
- 飲料水を確保しておく(断水などの恐れが)。
- 浸水などの恐れがあるところでは、家財道具や食料品、衣類、寝具、などの生活用品を高い場所へ移動。
- 病人や乳幼児、身体の不自由な人などを安全な場所へ。
- 屋根
- 瓦のひび、割れ、ずれ、はがれはないか。
- トタンのめくれ、はがれはないか。
- 外壁
- モルタルの壁に亀裂はないか。
- 板壁に腐りや浮きはないか。
- 窓ガラス
- ひび割れ、窓枠のがたつきはないか。また強風による飛来物などに備えて、外側から板でふさぐなどの処置を。
- ベランダ
- 鉢植えや物干し竿など飛散の危険が高いものは室内へ。
- 雨どい・雨戸
- 雨どいに落ち葉や土砂が詰まってないか。継ぎ目のはずれや塗装のはがれ、腐りはないか。
- 雨戸にガタツキやゆるみはないか。