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ヤマビル対策について

ページID:0001539 更新日:2025年8月12日更新 印刷ページ表示

薬剤散布

昭和54年からヤマビルの防除対策に取り組んでいます。
平成10年度よりヤマビル防除対策事業化

ヤマビルの生態

形態

 体長は、伸びた状態で、小さい個体で、1.5センチ、大きい個体で8センチ程度。
 体色は、赤褐色で、背面に細く黒い3本の縞がみられる。体の前後に吸盤があり、この吸盤でしゃくとり虫のように移動します。

生息環境

 水分の多い沢筋や、吸血の対象となる人間・動物が通る機会の多い歩道・獣道などを好んで生息します。

生態

 活動期は、春から秋です。雨天や雨後に活動が活発ですが、晴天と高温が続くとみかけなくなります。冬は落ち葉の下などで越冬します。

吸血被害

 ヤマビルは吸血の対象となる人間や動物が近づくと素早く近寄ります。そして、後方の吸盤で体を支え、前吸盤にある歯で皮膚をY字に切って吸血しますが、痛みを感じることが少ないので気づきません。ほとんどの場合、ヤマビルが体から離れたあとの出血を確認し、吸血されたことに気づきます。この出血は、ヤマビルが分泌するヒルジン(血液の凝固を抑える物質)により、数時間続くことがあります。吸血された場合は、消毒してカットバン等で止血し、抗ヒスタミン剤(かゆみどめ)等をぬってください。

井川町におけるヤマビルの分布地区

大台地区・井内地区・大麦地区・寺沢地区

被害数(住宅周辺)

平成10年度・・・60件
平成11年度・・・ 1件
平成12年度・・・ 2件
平成13年度・・・ 2件

防除方法

防除剤を動力散布器に入れ住宅周辺や公園等に散布

時期

ヤマビルが活発になる5月~9月

散布回数

活発になる5月~9月の間に3~4回(月1回程度)

効果

 平成10年度からの事業化と薬剤の改良効果により、住宅付近の被害は激減。しかし、山林地帯は散布していないため、ヤマビルは減少していないと思われる。