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無意識の思い込みに気づくとき(8月)

ページID:0004110 更新日:2025年8月1日更新 印刷ページ表示

多様性あっという間の数時間だった。先日開催された「ジェンダーギャップ解消に向けた理解促進ワークショップ」のことだ。(※ジェンダーギャップとは、男性や女性に関する思いこみから生まれる機会や結果の不平等の差、性別によって、個人の生き方や行動が制限されること)挨拶だけでなく、是非ワークにもと声をかけられ、正直に言えば、それなりに理解はしているから、かえって邪魔にならないかなと思いながらの参加だったが、その思い込みこそが大きな間違いだったと気づかされる。
 

印象的だったのは、「 女の子のランドセルの色と言えば、何色が思い浮かびますか?」という問いかけだ。おそらく多くの参加者が「赤やピンク 」 と答えを想像していたように思う。そんな中、「 男の子に赤やピンク、女の子に黒や青と浮かんだ方はいますか?」と投げかけられ、会場にハッとした緊張感が走ったのを感じた。
 

これが「アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)」の一例だ。言われてみれば、ランドセルに限らず、「消防士=男性」「看護師=女性」といったイメージが浮かぶのは私だけではないだろう。私たちは日々の経験やメディア、教育などから、知らず知らずのうちに「男性はこう」「女性はこう」といった固定観念を刷り込まれている。そして、その無意識の思い込みが、説明しづらいジェンダーギャップを生み出している。
 

講師からは「アンコンシャスバイアスそのものが悪いのではなく、それは習慣のようなもの。大切なのは、自分にバイアスがあることに気づき、改善しようとすることです。」その言葉を受け、参加者それぞれが自分の中の無意識と向き合い、意見交換が始まった。ワークショップのメインテーマは「誰もが自分らしく生きられる地域を考える」だったが、多くの前向きな意見が寄せられ、有意義な時間となった。
 

無意識であっても、自分の発言や行動のひとつひとつが、誰かの可能性を狭めてしまっているかもしれない。まずは日常の中で「これって、バイアスかもしれない」と気づく視点を持つことが、最初の一歩。多くの学びと気づきが得られるワークショップ。是非、次回のご参加をお待ちしています。